GCコンをラップ塗装する手順

ラップ塗装済みGCコン DIY

海外にはGCコンやプロコンを塗装して販売している業者がいくつかあります。
結構カッコいいんですが、160~200ドル位していて購入するのは厳しいです。

ある程度簡単な塗装なら自力でできそうだったので、実際に挑戦してみました。

今回は、初心者でも失敗しにくいラップ塗装をGCコンに施していきます。

用意するもの

耐水ペーパー

塗装前に、コントローラーの表面に細かい傷を付けるために使用します。

サーフェイサー

塗料の定着を良くするための下地です。

カラースプレー

ラップ塗装では、光沢のある黒・メタリックカラー・クリアカラーと塗り重ねます。
クリアレッドを使う際は、シルバーとゴールドのどちらを下地にしてもよいです。

ゴールドの方がシルバーよりムラになりにくいそうなので、今回はゴールドを使いました。
(ラップ塗装だからどちらでも大差ないかも)

トップコート

表面仕上げ用コート剤です。光沢タイプを選びましょう。

デカールシートを使うわけではないので、こちらの方が良かったかも。

お財布に余裕がある人はウレタン塗料がおすすめです。

ドライバー
GCコンはYネジと+ネジが使われています。
GCコンに限らず任天堂の製品はYネジを使っているものが多いので、Y字ドライバーを1本用意しておきましょう。

室井
購入する必要があるのはこれぐらいかな。あとは家庭にあるもので代用できます。

塗装前の下準備

分解

GCコン裏面

GCコンの裏面は(基本的には)Yネジで6箇所止められています。

僕が分解したものは、なぜか1箇所だけ+ネジでした。
中古で購入したものなので、前の持ち主が紛失して代替で使ったんですかね?

ドライバーでガチャガチャやる前に一応確認しましょう。

GCコン内部

分解すると、LRのトリガー部分が4箇所+ネジで止められています。
個体差もありますが非常に固いので、ネジがなめないように慎重に外しましょう。

室井
ネジが回らないときは、逆方向にも小刻みに回してあげると外れやすくなるよ。

耐水ペーパーで削る

ヤスリがけ

1000番の耐水ペーパーで全体を削っていきます。
耐水ペーパーは使いやすいサイズにカットするといいでしょう。

目安はロゴが消えるぐらいです。
十字キーとCスティックの間の逆三角形の部分などもしっかり削ってください。

脱脂

脱脂

GCコンを削り終わったら、脱脂を行います。
洗面器に水を張って、台所にある食器用洗剤を適当に混ぜましょう。

GCコンを浸して、10分ぐらい放置しておけばOKです。
脱脂が終わったら乾燥させましょう。

塗装手順

サーフェイサー、黒、金、クリアレッド、クリアと塗り重ねていきます。
塗った層がしっかりと乾いてから次の層を塗りましょう。

乾燥にかかる時間は塗料や気温などによって異なります。
乾いたか不安な場合は丸一日置いておけば問題ないでしょう。塗装前

ダンボールで適当な台座を作って、箸などに指して固定すると作業しやすいです。
スプレーは周囲に結構飛び散るので、屋外での作業を推奨します。

乾燥させるときは、できるだけホコリが被らないようにしましょう。

サーフェイサーを塗る

サーフェイサー

サーフェイサーを塗り終わった状態です。
元の色が透けないぐらいしっかり塗ります。

一気に塗ると液だれしてしまうので、表面と裏面を別々に仕上げるのではなく、交互に塗っていくといいでしょう。

ブラックを塗る

ブラック

サーフェイサーが乾いたら、ブラックを塗ります。
ここからは失敗すると修正が面倒なので慎重に作業しましょう。

ゴールドをラップ塗装する

ラップ塗装

クシャクシャに丸めたラップにゴールドを吹き、10秒ぐらい待ってから押し付けていきます。
ゴールドが付着しすぎた場合は、乾く前に何もつけていないラップを丸めて押し付ければある程度取れます。

ラップ塗装後

ラップを押し付けるときに、ラップ越しに指紋が付かないように注意しましょう。
失敗したときは上から更に足して隠せば大丈夫です。

クリアレッドを塗り重ねる

クリアレッド1回目

2回塗り重ねた状態

クリアレッドを塗り重ねていきます。
何回か重ねていくことで、綺麗な発色になります。

クリアレッド2回目

4回塗り重ねた状態

表面と裏面で差が出ないように、交互に塗っていくといいでしょう。

クリアを塗る

クリア

最後にクリアを塗って完成です。
しっかり乾燥させたら、組み立て直しましょう。

完成

ラップ塗装済みGCコン

これで塗装完了です。
接続端子の部分も塗る場合は、金属部分をしっかりマスキングしてから作業しましょう。