PCファンを流用してUSB扇風機を自作する

DIY

友達が持っていた卓上扇風機を見て、自分で買うほどでもないが少し欲しいと思ったので、自作することにしました。

家に余っているPCファンをUSBから給電して回転するように改造します。

必要なもの

材料

  • PCファン
  • 昇圧DC/DCコンバーター
  • 1/4インチナット付きファンガード
  • 三脚
  • USBケーブル

工具

  • はんだこて
  • テスター
  • ペンチ
  • (Pカッター)

作り方

昇圧DC/DCコンバーターとUSBケーブルの接続

PCファンはDC12Vで動作するため、USBからの給電では電圧が足りません。

そこで、昇圧DC/DCコンバーターを使って電圧を5Vから12Vに昇圧します。

昇圧DC/DCコンバーターは、Amazonで安く購入できるMT3608を使用します。

割と壊れやすいらしいので、予備として多めに用意しました。

商品画像ではそれぞれバラバラになっているのですが、届いた実物は繋がっていました。

MT3608

Pカッターでカットします。

入力側に接続するUSBケーブルを用意します。
家に丁度よいものがなければ、100円ショップのものでよいです。

必要な長さを残してペンチでカットします。

USBケーブル

赤と黒の導線の皮膜を剥きます。
他の色がある場合は、不要なので全てカットしてしまいましょう。

USBケーブルとMT3608

入力の+側に赤を、-側に黒を接続します。

電圧の調整

初期不良品でないか確認するため、はんだ付けの前にマスキングテープで仮止めして、テスターでチェックします。

直流電圧の調整

正常に動作しているようです。

青いパーツに付いているポテンションメータを回して、DC12Vになるように調整します。

DC12V

DC12Vに調整しました。

はんだ付け

PCファンもUSBケーブルと同様に、赤と黒の導線の皮膜を剥いて、他の色はカットします。

MT3608の出力側にくっつけてみると、ファンはきちんと回転しました。

PCファン

マスキングテープを剥がして4箇所をはんだ付けします。

はんだ付け

ファンガードと三脚の固定

ファンの裏面にインチナット付きファンガードと三脚を付けます。

ファンガード固定

表面はファンガードがなくてもよいですが、安全性を考慮すると何かしら付けるべきでしょう。

完成

それっぽいものが完成しました。

基盤が剥き出しのままなのですぐに破損する気もしますが、とりあえず動作はしています。

材料費が安価で、仕組みもシンプルなので小学生の自由研究テーマにも使えそうですね。

完成

制作風景

制作している様子を動画にしてみました。

ブログよりも詳しい作業工程が見たい方はどうぞ。