Python3エンジニア認定基礎試験、参考書に1円もかけずに合格した方法

python3 Python

最近話題に上がることが多くなってきたプログラミング言語、Python。
僕も流行に乗ってPython3エンジニア認定基礎試験を受けてきました。

無事に合格できたので、試験の概要とお金をかけずに試験勉強する方法を紹介します。

Python3エンジニア認定基礎試験の概要

この試験は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が開催しているCBT方式の試験です。

Python 3 エンジニア認定基礎試験
概要:文法基礎を問う試験
受験料金:1万円(外税) 学割5千円(外税)
問題数:40問(すべて選択問題)
試験時間:60分
合格ライン:正答率70%

自分の都合のよい日程に受験してPCでポチポチ。
その場で合否が表示されます。

オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第3版」の掲載内容が出題範囲になっています。
この本を買って全部理解すれば確実に合格できるでしょう。

教材に指定されているため、とりあえず購入する人が多いようです。
ですが、この本を購入する必要はありません。
ほとんど同じ内容をWebで読むことができます。
https://docs.python.jp/3.5/tutorial/index.html

試験の難易度

この試験の難易度はかなり低めです。
エンジニアとしてバリバリ働いている人はほとんど勉強しなくても受かるんじゃないでしょうか。

僕はVBAとC言語を少しだけ書ける程度の知識でしたが、2週間ほどで合格することができました。

情報系の学生におすすめできる資格です。
履歴書に書けることが1つ増えますし、試験料が安いので。

LPICとか30,000円かかりますからね。
5,000円で受けれるのは魅力的に感じます。

就活でどれぐらい評価されるかはわかりませんが、話のネタぐらいにはなるんじゃないですかね。

お金をかけない試験勉強の方法

Kindle Unlimitedを使いこなそう

Amazonの月額980円で本が読み放題になるサービス、Kindle Unlimitedを使いましょう。
初回30日間は無料で利用することができます。

30日もあれば余裕で試験勉強は終わるはずです。
30日以上経過する前に解約すれば1円もかかりません。

今回紹介する参考書はすべてKindle Unlimited対象の参考書です。

室井
読み放題対象の本に技術書が結構あるので便利なサービスだよ。

超初心者は最初にこのシリーズを読もう

超初心者に向けて書いてある参考書、全3冊。
Python独特の書き方などを理解するのに最適な参考書です。

他の言語の経験がある方はサラサラっと斜め読みすればOK。

このシリーズの2冊目はよく読んでおきましょう。
リスト・タプル・ディクショナリは抑えておくべきポイントです。

Python2.7に準じて解説しているので、3系では一部動かないコードが出てきます。
ですが、3系をインストールすることを推奨します。

2.7で勉強してしまうと試験の際に混乱する要因となります。
せっかく勉強するんですから、新しい技術を身に着けましょう。

初心者にレベルアップしたら読むべき参考書

上記の参考書を読み終わったらこの参考書にも目を通すといいでしょう。
重複した内容が多いですが、少しレベルアップしたものとなっています。

理解している部分は飛ばして、新たな発見がないかチェックしてください。

正規表現を学ぼう

Pythonではreモジュールを使って正規表現を扱います。

この参考書はreモジュールの解説がすごくわかりやすいので、そこだけ読みましょう。
第2章の1番に正規表現について書かれています。

他の内容は試験範囲外のものもあるので、時間に余裕があったら読むぐらいでいいです。

内包表記とかテキストの扱いとか色々

この参考書のChapter4以降は目を通しておくべきです。
内包表記やテキストファイルの扱い、関数、クラスなどがわかり易く解説されています。

実際にコードを書いてみよう

Pythonがなんとなく理解できたら実際にコードを書いてみましょう。
CheckIOというサイトで問題を解くのがおすすめです。

解いた後で他の人のコードが読めるのがとても参考になります。
解いて終わりではなく、他人のコードも読みましょう。

自分が何行もかけて書いた処理を1行で書いている人を見ると、新たな発見があるはずです。

最初の5問ぐらいはこのブログでも解説しているので、行き詰まったら参考にしてください。

チュートリアルを読もう

試験範囲になっているPython チュートリアルを1周しておきましょう。

チュートリアルと書いていますが、結構難しいです。
翻訳が微妙なせいで中々頭に入ってきません。

80%理解するぐらいの気持ちで読みましょう。

模擬試験に挑戦しよう

DIVE INTO EXAMがPython3エンジニア認定基礎模擬試験 β版を公開しているので挑戦しておきましょう。

本番より簡単だという感想を書いている人もいましたが、同じぐらいの難易度だと感じました。
問題を80問ぐらいしか用意していないようで、5週ほどすれば初見の問題はなくなってしまいますが。

試験前に満点を取っておくと気が楽になります。
700点ではなく1,000点を目指しましょう。

室井
Pythonの資格持ってるってカッコよくない?
みゅう
蓋開けてみたらヌルゲーですけどね。
来年出るデータ分析試験も取るんですか?
室井
それは…気が向いたらかな。