Linuxに関する資格、LPIC101を受けてきました。
結果は750点で合格!
得点範囲が200点~800点で、合格点は500点です。
700点以上で合格したい諸事情があったため、かなりガッツリ勉強しました。
受かると思ったらサクッと受験しましょう。
勉強のコツやバウチャーの購入方法、受験時の注意を解説していきます。
情報処理技術者試験のように気軽に受けれる受験料ではないので、一発で合格しましょう。
追記:LPIC102もほとんど同じ勉強方法で770点で合格しました。
目次
勉強方法
Linux初心者はまずこの本を読もう
Linuxについて全く知らないという人は、最初にこの本を買って目を通すことをおすすめします。
僕もLinuxに関しては「Ubuntuとか色んな種類の無料で使えるOSがあるんだよな」ぐらいの認識しかなかったので非常に役立ちました。
ただし、序盤に出てくる学習環境の構築に関しては読み飛ばして問題ありません。
LPIC101レベルであれば参考書を読んで問題を解けば十分です。
知識0の人がこの本の内容を全て理解したとしても、おそらく合格ラインには達しないです。
あくまでもLinuxについて知るための取っ掛かりである点に注意してください。
参考書は迷ったら「あずき本」がおすすめ
あずき本という通称で有名な参考書です。
かなり細かい所まで解説されていて質が高いです。
分厚くて文字も小さくかなりの密度なので、内容を全て理解していれば確実に合格できます。
初心者がいきなり手を出すと心が折れるので、上で紹介した1週間でLPICの基礎が学べる本を読んでから手をつけましょう。
知り合いに借りる場合はバージョンが最新のものか確認しましょう。
知り合いにLPIC保持者がいたら、持っていないか聞いてみるといいでしょう。
無料で使えるWeb問題集「Ping-t」
Ping-tはいくつかのIT系の資格に関する学習サイトです。
LPIC101に関するコンテンツは無料で利用できます。
詳しい解説付きの選択問題と、コマ問という記述問題があります。
選択問題は情報処理技術者試験でいう過去問道場をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
学習状況を確認して間違えやすい問題を対策できるため非常に使いやすいです。
あずき本と組み合わせて単元ごとに学習していくといきましょう。
コマ問はUIが使いづらくイライラしますが、試験前には全て解けるようにしておきましょう。
確実に合格したいなら問題集の購入も検討しよう
ping-tとあずき本だけでテスト範囲の内容を全てカバーできるわけではありません。
スピードマスター問題集を解いていないとわからなかっただろう問題も2~3問出題されました。
仮にその数問を落としたとしても700点は取れるので、ping-tとあずき本で勉強すれば不運と踊っちまわない無い限り合格できます。
ただし、受験料が15,000円(税抜き)と高いので不安で仕方がない人は購入しましょう。
自信と余裕を持って試験に挑むことができます。
試験結果
スコア:750(合格)
セクションごとの正解率
- システムアーキテクチャ:100%
- Linuxのインストールとパッケージ管理:90%
- GNUとLinuxのコマンド:100%
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準:88%
2つのセクションで正解率100%を取ることができました。
ping-tとあずき本、スピードマスター問題集を使って1ヶ月勉強すればここまでいけます。
バウチャーの購入方法
LPICの受験にはバウチャーというチケットを購入する必要があります。
しかし最近LinuCという似たような資格が出てきたせいで、購入方法が非常に分かりづらくなっています。
昔はping-t経由で購入すると1,000円ほど安く購入できましたが、現在は取り扱っていません。
ping-tで販売しているのはLinuCの受験チケットですので間違えないようにしましょう。
調べたところLPICのバウチャーを販売しているのはピアソンVUEしか見つかりませんでした。
申込書の受領に2日、バウチャー番号を記載したファイルの納品に4日ほどかかります。
早めに申し込んでおきましょう。
バウチャーの有効期限は発行から6ヶ月間です。
本人確認書類
本人確認に必要な書類はピアソンVUEから確認できます。
運転免許証と学生証の組み合わせでよさそうですが、署名付きのカードがないと駄目だったといった体験談を書いているサイトもありました。(情報が古いのかも知れません)
受験できなくて受験料を溝に捨てる羽目には遭いたくないので、運転免許証と学生証、署名したデビットカードを持っていくことに。
早めに試験会場に行って受付けで確認したところ、運転免許証とデビットカードの組み合わせで受験できました。
不安な方は色々持っていきましょう。
尚、予約した時間より30分ほど早く着いたところ、PCが空いているとのことで時間を繰り上げて受験させてくれました。
余裕を持って会場に着いた際は、周囲で時間を潰す前に受付けに行ってみるといいでしょう。
LPICに受かればLinuCも取得できる
2018年8月31日まで、LPIC認定者は同一レベルのLinuC受験を免除してもらえます。
LPICレベル1、レベル2の片方の試験だけ合格した場合は合格情報を引き継げます。
LinuC受験者マイページにログインするだけなので、忘れずに取得しておきましょう。
下記の記事を参照してください。
僕も101の合格情報は引き継ぎました。
8月中に102も合格できるようがんばります。
追記:
8月末にLPIC102も無事に合格できたため、LinuCレベル1も取得できました。
LPIC102もあずき本、ping-t、スピードマスターを使って勉強しました。
また、LPIC101のときと違い、知り合いから試験範囲をまとめたノートを借りられたのが大きかったです。
ping-tは問題をすべて金にしたあとリセットして、再度すべて金にしました。
模擬試験で高得点を連発するとアイコンが金から星になる隠しステータスがあるので、受験前に目指してみましょう。
ただで貰えるなら貰っておくに越したことはないよね。