先日、7年ぶりにPCを自作しました。
NVMe接続のM.2 SSDやDDR4のメモリなど、大幅な性能アップが期待できます。
メモリは定格で3,200Mhzなので、OCすれば3,600Mhzぐらいまで上げれそう。
ゲーマーじゃないのでそこまではしませんけどね。
NVMe接続でも実感できるほど動作に差はないといった意見もネット上では見られますが、Officeソフトの起動はメチャクチャ速くなったように感じます。
スプラッシュ画面が消えて立ち上がるまで1秒切ってますからね。
ただ、ここで発生した問題がExcel重すぎてまともに動作しないという現象。
起動までに2分ぐらいかかる上に、起動してからもセルの移動すらまともにできないという始末。
いつからExcelはこんなに重たいツールになったのでしょうか?
黒い砂漠やFF15を凌駕する重さです。
やったことないけど。
メモリ:DDR4-3200 16GB
GPU:Geforce GTX 1080
M/B:MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX
OS:Windows10 Pro
Excelを修復するまでに試みたこと
スペック不足はありえないので、この現象には必ず理由があるはず。
そこで僕は、きっとマイクロソフトが悪いに違いないと決めつけました。
Windows Updateで前科ありまくりなのだから、どうせ今回もそうであると。
Windows Updateの削除
最初に試したのは、Windows Updateの削除です。
2020年4月に配信されたKB4549951がやたら不具合多かったので、もしかしてこいつが原因なのではと思い削除してみました。
結果は特に変化なし。Officeの修復
Officeソフトにはプログラムを修復する機能があるので、両方試してみました。
インストール後の初回起動から不具合出てるのでダメ元でしたが。
結果はやはり変化なしExcelのバージョンダウン
別のWin10PCでは普通にExcelが使えているので、それのバージョンと同じところまで下げてみました。
Officeソフトの更新には月次と半期の周期があり、レジストリを書き換えて色々頑張ったのですがやはり変化はありません。64bit版から32bit版に変更
何の根拠もないが32bit版なら動く気がして、Officeを一旦アンインストールして入れ直してみました。
相変わらずExcelだけ動作しません。クリーンブートで動作確認
何をしても動く気配がないExcel。
マイクロソフトは悪くないのではという考えが脳裏をよぎり始めました。
ここで、クリーンブートでExcelが動くか試してみることにします。
すると普通に動きました。
半日潰してようやく解決の糸口が見えてきます。競合しているサービスの二分探索
msconfigでマイクロソフト以外のサービスを一旦すべて無効にします。
そこから、サービスを半分ずつ有効にして再起動を不具合が発生するまで繰り返していきます。
不具合が発生したら、最後に有効にしたサービスから、原因になっているものをさらに絞り込んていきます。
一つずつ調べていってもいいですが、これだけの数を線形探索とか日が暮れるので推奨しません。
NVMeM.2SSDのおかげで再起動が速いのが救いです。原因となっているサービスの特定
Excelの起動を妨げていた犯人は、Nahimicというサウンドユーティリティソフトでした。
僕は一切使っていないので、早速アンインストールします。
サービス管理ツールから、原因となっていたプロセスが立ち上がらないように停止しておきます。
修復完了
無事に0.5秒ほどで爆速起動するようになりました。
教訓
マザーボードに付いてきたユーティリティを適当にインストールしてはいけない。