低負荷・高画質のキャプチャーソフト「Share」の使い方

share 00 PC

どうも、室井です。
低負荷・高画質で録画できるキャプチャーソフト、Share を紹介します。

Share (旧 Shadowplay)とは

GeForce Experience というソフトに搭載されている録画機能です。
GeForce GTX600番台以降のグラフィックボードを搭載したPCで利用できます。

Radeon系統のグラフィックボードを搭載している場合は利用できないので注意してください。

バージョン2までは Shadowplay という名称でしたが、バージョン3から Share という名称に変更されました。

Shareの長所

  • 動作が軽い
    ハードウェアエンコーダー(NVENC)を利用するため、負荷がほとんどかかりません。
  • 録画データが軽量
    mp4形式に圧縮されて保存されるため、他のキャプチャーソフトと比較するとファイルサイズが非常に小さいです。
  • 過去に遡って録画可能なインスタントリプレイ機能
    最大で20分間遡って録画できます。
  • 無料
    条件を満たしたグラフィックボードを積んでいれば無料で使用できます。

Shareの短所

  • VFR(可変フレームレート)で保存されるため編集しづらい
    Aviutl などで編集すると音ズレします(プラグインで対策可能です)。
  • バグが多い
    インスタントリプレイをオンにすると音が入らなくなる(発生条件不明)などがあります。

グラフィックボードの確認

自分のPCが Share の使用条件を満たしているか確認しましょう。
NVIDIAのGeForce GTX600番台以降のグラフィックボードを搭載している必要があります。

自分のグラフィックボードの型番が分からない場合は次の手順で調べてください。

  1. デスクトップで右クリック
  2. 「画面の解像度(C)」をクリック
    share 01
  3. 「詳細設定」をクリック
    share 02
  4. グラフィックボードの確認
    share 03

GeForce Experience のインストール

Share は GeForce Experience の機能の一部です。
Share を利用するためには GeForce Experience をインストールする必要があります。

  1. NVIDIA のこちらのページにアクセスする
  2. 「今すぐダウンロード」をクリック
    share 04
  3. ファイルを保存する
  4. 保存したファイルを実行
  5. インストールする
  6. 起動してログインする
    share 05

Share の使い方

基本操作

よく使うキーボードショートカットは下記の4つです。
キーボードショートカットは設定から変更できます。

 Alt + F9 手動録画のオン/オフ切り替え・保存
 Alt + F10 記録された最後のn分を保存
(nはインスタントリプレイで設定した時間)
 Alt + Z GeForce Experience オーバーレイを開く
 Alt + F1 スクリーンショットを保存

録画画質の設定

  1. GeForce Experience オーバーレイを開く
    画面右上にある歯車アイコンをクリック(Alt + Z でも可)
    share 06
  2. 「録画する」>>「設定」をクリック
    share 07
  3. 解像度やフレームレート、ビットレートを設定する
    詳しくない場合は「クオリティ」の「高」を選択
    share 08

デスクトップのキャプチャを許可する

録画するゲームが GeForce Experience で検出されない場合やデスクトップを録画したい場合は、プライバシー管理の設定を変更する必要があります。

  1. GeForce Experience オーバーレイの歯車アイコンをクリック
    share 11
  2. 一番下の「プライバシー管理」をクリック
    share 12
  3. 「はい」を選択する
    share 10

「プライバシー管理」が表示されない場合

「プライバシー管理」が表示されない場合は、以下のような原因が考えられます。

  • GeForce Experience のバージョンが古い
  • Windows Aero が無効になっている(Windows Vista/7)
  • ノートPC向けGPUを使っている(要検証)
Share が Shadowplay だった頃は、ノートPC向けのグラフィックボードではデスクトップキャプチャー機能を使用できなかったらしいです。

Share になってからどうなっているのかは情報がありませんでした。

Windows Aero はWindows 8 から無効にすることができなくなりました。
Windows 8 以降のOSの場合は別の原因が考えられます。

Windows 7 以前のOSの場合は、他のソフトで Aero を無効にしていないかも確認してください。
配信ソフトの OBS から Windows Aero を無効にしていた例が多く報告されています。

動作がおかしくなったら

Share は非常に優れたソフトですが、不具合も多いです。
PCの再起動などをしても挙動がおかしい場合は、 GeForce Experience を少し前のバージョンにダウングレードすると改善することがあります。

また、動作が安定しているなら更新しないで止めておくといいでしょう。
更新する場合は更新前のバージョンを控えておくことをおすすめします。

 

以上、低負荷・高画質で録画できるキャプチャーソフト、Share の紹介でした。

GeForce のグラフィックボード使ってるなら使わないと損ですよ!
AMD のグラフィックボード使ってる人は…… ロイロゲームレコーダー とか使うといいんじゃないかな……