Youtubeに動画を上げて埋め込むほどじゃないけど、数秒の動画を貼りたい!
そんな時に便利なのがGIFアニメーション。
でも、動画をGIF形式に変換するのって大変ですよね。
1枚1枚書き出してPhotoshopやGIMPに取りこむのは時間がかかります。
動画をGIFに変換してくれるWebツールもありますが、細かい設定ができなかったり時間がかかったりします。
そんなときに使ってほしいのが、Aviutlと動画をGIF形式で出力できるプラグイン。
Direct Animated GIF Export PluginをAviutlに追加すれば、無料でGIFアニメーションが作れます。
このプラグインの何がすごいって、そのお手軽さ。
Aviutlを使っている人なら1分もかからずに使いこなせます。
…Aviutlを知らない人は他の方法を探した方が早いかも。
でもまあAviutlはすごい高機能なフリーソフトなんで使いこなせて損はないです。
この機会に使い方覚えてみてもいいかもね。
前提条件
この記事はAviutlをインストールしていることを前提に話を進めます。
Aviutlのインストール方法は詳しく解説しているサイトがたくさんあるので、自分で調べてください。
プラグインの導入
プラグインの配布サイトにアクセスして、AGifExportPack.7zをダウンロードします。
持っていない場合は別途インストールしましょう。
winrarがおすすめです。
解凍したら、srcフォルダとreadme.txt以外のファイルをAviutl.exeが置いてあるフォルダに移動します。
これでプラグインがインストールされました。
動画をGIFに変換する方法
動画の読み込み
出力したいGIFの解像度に合わせて、新規プロジェクトの画像サイズを設定して作成します。
出力サイズに画像サイズが反映されない場合は、「設定」項目の「サイズの変更」を確認しましょう。
「なし」に変更すると先ほど設定した値に変更されます。
変換したい動画を読み込み、GIF形式にしてループさせる範囲を選択します。
「ファイル」から「プラグイン出力」を選択して、「Animated GIF Export」を選択します。
ファイル名を付けて保存しましょう。
細かい設定をする場合は「ビデオ圧縮」から各項目を調節してください。
設定
細かい設定をする場合の各項目の解説です。
フレームレート(fps)などを調節して容量を削減できます。
Drop every
GIFのfpsを設定します。
fpsは動画のfpsをDrop everyの値で割ったものになります。
60fpsの動画を読み込ませた場合は、「2」で30fps,「4」で15fps,「6」で10fpsといった具合です。
fpsが高いと容量も大きくなるので、高くても30fpsぐらいがいいでしょう。
動画の長さや容量の上限などからちょうどよい値を決めてください。
30FPS | 15FPS | 10FPS |
Loop
GIFをループさせる回数を指定します。
「0」を入力すると無限ループになります。
Dither Method
ディザを利用して256色以上の色を疑似的に表現できます。
疑似的と書いたのはGIFは最大で256色しか使えないからです。
大抵の場合Noneが一番元の動画に近いですが、容量も大きいです。
ただし、グラデーションのかかった動画をGIFにする際はディザの利用を推奨します。
トーンジャンプが発生するためです。
グラデーションの色の変化の境目部分に出る縞模様のこと。
バンディングノイズ・階調飛び・マッハバンドなどとも呼ばれる。
Color Limit
使用できる色の数を設定します。
最大値は256、最低値は8です。
少ない方が容量も小さくなりますが、画質も落ちます。
Fuzziness
ディザ適用時に輪郭がマイルドになります。
Drop local color maps
あまり使われない色を他の色に置き換えます。
容量が小さくなりますが、トーンジャンプが発生しやすくなります。
Adaptive frame insert
前後のフレームにほぼ変化がなかった場合にコピーフレームに置き換える設定?
Make this color transparent
指定した色を透化する設定らしいです。
僕はうまく透化できませんでした。
最後に
Aviutlで動画をGIFに変換する方法、いかがだったでしょうか?
普段から使っているソフトにプラグインで機能を追加できるのってほんとに便利ですよね。
使ったことのないソフトだと使いこなすのに時間がかかるので。
透過だけはうまくできなかったけど、僕は使う予定ないので放置でいいかな。
Aviutl、おすすめですよ。
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